web版 にじます祭
知られざる
にじます祭
の世界!!
web版ニジマス祭!
富士宮市では30回以上も続く、その名も「にじます祭」を毎年開催してい鱒(マス)!
コロナ禍で外出自粛されている方々のため、この珍祭(笑)と富士宮のにじますを知って頂き
「富士宮って焼きそばだけじゃないのね!」と、富士宮観光のきっかけになれば幸いです!
そもそもにじます祭って何?
にじます祭とは、富士宮市民や周辺地域の方々に富士宮名産のにじますを知ってもらいたいという目的で、毎年3月初旬に開かれるお祭りです。釣り解禁にあわせているので「神田川ます釣り大会」も同時開催している、まさににじます一色のイベントです!
ここ数年は、富士宮浅間大社の神田川ふれあい広場にて実施されています。過去には、猪之頭の富士養鱒場内で行われたり、夏の暑い時期に開催し、ふれあい広場の冷たい湧水池の中でつかみ取りを行うなど、年によって内容を変え、お子様から大人まで楽しんで頂けるようなイベントづくりを行っています。
小学生の「ヘルシーにじますくん」の踊りや地元中高生の発表など、地域の子どもたちににじますを通じて学んだ成果を発表する機会を設けたり、BBQコーナーで半分に切ったドラム缶でにじますを豪快に焼いたり、大きな鉄板でちゃんちゃん焼きを振る舞ったりします!
また、参加型イベントとして、毎年「育て鱒ター放流会」を実施しています!にじますの受精卵をご自宅で孵化させ(!?)、放流会の時に稚魚を川に流すというイベントです。おうちでもにじますを身近に感じて頂けるとのことで好評頂いております。
にじますってどんな魚?
にじますは川や湖で生活する淡水魚で、サケ科の魚の一種です。
元々は北アメリカ生まれで、明治10年(1877年)にアメリカから日本へやってきました。
にじますは卵から孵化して大人に育つまで約2年ほどかかり、水面に落ちた昆虫や小魚・ほかの魚の卵を食べる肉食の魚です。養殖魚には原材料からしっかり管理された餌料を食べさせています。
体全体に黒い点があることと、エラから尾びれにかけて体の横が赤紫色に染まっていることが特徴で、外国では、その色合いからレインボートラウトと呼ばれています。
にじますはサケと同じ白身魚であり、エビやカニのからを材料に作った餌をにじますに食べさせ続けると、実の色はきれいな赤色に変わります。
食べ方は塩焼きやムニエル、揚げたりするのもおすすめです。
60cm以上の大きいにじますなら刺身や寿司でもおいしく食べられます。
にじますの卵は「マスコ」もしくは「マスいくら」と呼ばれ、サケの卵よりも小粒ですが、醤油漬けのプチッとした食感がたまりません!
富士宮がにじますに情熱を注ぐ理由(わけ)?
富士宮市では、約80年前から「養鱒(ようそん)(にじますの養殖)」が行われていてます。
にじますは清流で育つ魚であるため、富士山に降った雪や雨がたくさんのミネラルを吸収し、水温がほとんど変わらず、栄養豊富な水となってたくさん湧いていることから、淡水養殖に適しており、にじますの養殖が盛んになりました。
昭和8年(1933年)に猪之頭で、全国3番目の養鱒場となる「富士養鱒場」から始まり、そのあとは市内各地にたくさんの養殖場が開かれ、多い時では28か所の養鱒場がありました。
昭和25年(1950年)には富士宮産の冷凍にじますが日本で初めてハワイに輸出されたことも!
こんな歴史から、富士宮市では、富士宮やきそばに続く富士宮ならではのブランド品として広くPRするため平成21年(2009年)6月、全国的にも珍しい「にじます」を「市の魚」として制定しました。
にじますは外来種ではありますが、富士宮に深く関わってきたにじますを、地域のみなさまにも身近に感じてほしい。そんな願いから、富士宮市や観光協会、地域団体の方々とともににじます祭実行委員会を組織して祭運営・PRを行っています。
美味しいにじますが食べられる!!富士&富士宮グルメスポット
にじます祭に行けない人のために、地元の美味しいにじますグルメをご紹介!
【富士宮】志ほ川 バイパス店
蕎麦と鱒寿司のセットが好評!
季節のコースにもにじますがふんだんに使われています。
にじますメニューは要予約を。
【富士】のっけ家 東名富士川SA(下り)店
「紅富士サーモン丼」
海鮮丼ののっけ家さん富士川SA店限定メニューです!
サービスエリア内なので、高速を降りなくても食べれる!
【富士宮】休暇村富士 レストラン
ランチメニュー限定「紅富士丼」
キャイーンのウドちゃんも絶賛した大迫力どんぶり!
にじますでできた赤富士にカブりつこう!
【富士】田子の浦漁協食堂
漁協ブランド紅富士としらすが入った「益々丼」
にじますの色としらすのコントラストがとても綺麗!
田子の浦港を眺めがら、おだやかな食事を楽しめる!
【富士宮】和風料理 花月
富士宮名物にじますのうす造り、焼魚をぜひ!
にじますは生きたまま仕入れて水槽で飼っています。
新鮮な味わいをご賞味あれ!
【富士宮】富士宮焼きそば&ビストロ FUJIBOKU
富士宮白糸産のフジヤマレインボー桜咲鱒が使用されてます!
ルイビ豚や富士宮やきそばなど富士宮グルメも楽しめます。
富士宮浅間大社のすぐ近くなので散策ついでにどうぞ!
にじますを学べる&楽しめる!?
富士宮スポット
にじますを学べる&楽しめるスポットとして、富士宮には「富士養鱒場」があります!
富士宮の猪之頭公園の中にあり、標高713mに位置するため、熱い夏でも涼しく、夏を中心に、1年を通し、家族連れや釣り人で賑わっています。
施設内では常設展示だけでなく、夏休み期間には静岡ならではの淡水生物の展示やにじます卵~成魚までを実物で展示するなど、毎年趣向を凝らしているので、一見の価値ありです!
また、富士養鱒場内には釣り場もあり、竿や餌も用意されているので、手ぶらで釣りが体験できます!
釣り上げたにじますをスタッフが内臓を除去し串に刺してくれるので、釣りたてを焼いて食べることができ、焼きたてのホクホクのにじますが堪能できます。
富士養鱒場の周りには、田貫湖という人造湖があり、ヘラブナ釣りの達人が、地元は勿論のこと、東京などから沢山やってきます。
そんな田貫湖やその周辺では、キャンプが盛んで、多いときは、沢山のテントが並びます。キャンプでは、是非、釣り上げたニジマスをバーベキューでご賞味ください。自分たちで釣った魚はまた格別!
当日焼きマスをやっているかなど、富士養鱒漁協公式twitterを確認して頂ければ大丈夫ですので、ぜひお出かけ前にチェックください!!
Tweets by fujiyoson釣り堀ご利用料金
一竿 1,800円 (内蔵除去無料サービス)
・竿、餌、仕掛け付(ご家族で一竿レンタルも可能です)
・釣り上げ重量1kgまで
(1kgを超える場合、100gにつき130円の追加料金がかかります)
・ルアー、フライ可
(バーブレスフックのみ使用可能、ルアー・フライは釣りエリアが限定)
・氷、クーラーボックス有料販売あります。
・焼きマスは串・炭代として1尾100円必要です。
(焼きマス開催日はゴールデンウイーク・お盆・祝祭日・春から秋までの毎週日曜日)
※詳しいお問い合わせは TEL 090-3560-0243 まで!
にじます祭の継続に向けて・・・
「にじますをいろんな人に知って欲しい!」という気持ちは強く、自分たちにできることをやり、地域の方々に愛されるイベントづくりを行っていく所存です。
できれば、にじます料理に合うお酒をつくって、大人の方々と飲み明かすも楽しめるイベントがしたいなぁ・・・